外朝の三宮殿を超えると、皇帝の私空間だった内廷。
最初に目にする乾清宮は皇帝の寝室でしたが、雍正帝以降は皇帝の会見場所として使われました。
黄色に波打つ甍の波が見事な美しさ。右後方に見える塔は景山の万春亭です。
目にも鮮やかな内邸の入り口、乾清門と内邸を取り囲む石塀。門の扁額に書かれた文字は漢字と満州文字です。
乾清門の前には金の獅子、階段には龍の彫刻。皇帝の威厳、ここにあり。
乾清宮正面。外朝の宮殿に比べ、大理石の基壇が一段になっています。
乾清宮を取り囲む回廊(外側は石塀)。
乾清宮には歴史オタク(?)にとって見逃せない「正大光明」の扁額(皇帝が後継者の名前を入れた小函を保管していた)が
掲げられているのですが、これまでの宮殿の大きさに圧倒され、歩き疲れていた自分はそれを見忘れて、
内邸の迷宮に足を踏み入れてしまいました。
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