紫禁城に建ついくつかの門。 皇帝の色である「黄色」(瓦)と「紅色」(壁)が中心ですが、 微妙な色彩の違いや配置の妙が中華の高い美意識を表します。 内廷の門。強烈な紅に囲まれた世界。 夕陽を浴びると、紅の壁と黄色の瓦が引き立ち、匂いなき花園の如し。 縁起がいい「長」と「福」の字を付けた小門。 一見派手ですが、意外に日本の中華街よりも落ち着いた印象です。 こちらは太和殿の横に置かれた金の瓶と側門。 門を縁取る翠の装飾。松の葉もよく映えます。 夕陽を浴びる午門と金水河。限りなく雄大・・・・。