平安神宮の桜 



小川治兵衛の庭園
 平安神宮界隈の庭 京都の庭園  MAP




「神門を這入って大極殿を正面に見、西の廻廊から神苑に第一歩を蹈み入れた所にある数株の紅枝垂・・・
今年はどんな風であろうか、もうおそくはないであろうかと気を揉みながら、毎年廻廊の門をくぐる迄はあやしく胸をときめかす」

―谷崎潤一郎「細雪」








谷崎潤一郎の「細雪」で、蒔岡家の四姉妹が平安神宮を訪れる情景を彷彿とさせる世界が今もそのままに。
桜の季節以外は平安神宮の神苑の中でどちらかと言えば地味な「南神苑」ですが、
桜が開花すると一気に華やぎ、「平安神宮=桜」のイメージを具現化した場所になります。










ただやはり日本庭園の中の桜という位置づけでは、「東神苑」に点在する桜がいちばん美しいですね。






桜の枝越しに観る栖鳳池









栖鳳池の石燈籠越しに観る満開の桜









尚美館(貴賓館)横のしだれ桜は、栖鳳池の周囲では最も華麗









真っ青な空を背景に華やかに咲き誇る桜。ずっと眺めていても飽きることのない美しさですが、
次々に内外の観光客が写真を撮影するため、じっとその場にいることは不可能でした笑
(写真を撮りたくなる気持ちは痛いほど分かります。まさに日本の美を象徴するような京都の艶やかな桜!)





 
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平安神宮の境内図(平安神宮の公式ホームページから引用)

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