設計:日建設計 庭園設計:野村勘治
鴨川沿いに建つ最高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン京都」のエントランス。
人工の清流の中に石灯籠を一基置いただけの極めてシンプルなデザイン。周囲の風景も引き締まります。
(後方の無造作に置かれた自転車だけがすごく残念・・・・)
水流に石灯籠が浮かび上がる夜の照明もまた幻想的で美しく
エントランスの終端からは滝になって下に水が流れます。
ありそうで余り見かけない水に浮かぶ「枯山水」(矛盾した表現ですが)。暑い夏の京都でひときわ涼感を誘います。
館内は「和」を意識したオブジェ、デザインで統一されています。
どれもシンプルかつ上品。この「凜とした美しさ」こそ、本来の日本の美とあらためて感じます。
ちょっとした空間を利用した坪庭の存在が、周囲の雰囲気まで左右する大きな存在に。
リッツカールトンの宿泊は最高級クラスで、庶民にはなかなか手が出ませんが、
レストランは比較的リーズナブルな価格で利用することができます。
中でもイタリア料理の「ラ・ロカンダ」は枯山水もあり、お勧めです(当時は坪庭に興味がなかったので写真を撮影していないという・・・・)。
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