川口・境川

大阪の近代建築

大阪の居留地として近代史の幕開けに登場した川口。

教会やミッション系の女学校など西洋の文化が一時どっと押し寄せましたが、

 隣の神戸に圧されて居留地としての繁栄は長く続きませんでした。

川口の近く、江之子島に設置された府庁や市役所も東に移り、

現在では川口教会がわずかに当時の面影を残すだけです。

学生の頃からこの界隈から大阪港までの大阪の街が何となく好きで、

暇があればよく訪れていたことを想い出します。

少しセピア色が入った何の飾り気のない街並みや倉庫、

商店街に大阪湾から西日が射し込む夕暮れ時は最高・・・・・!


川口教会

設計:ウィルソン

竣工:大正4年

市バス天保山行き川口一丁目バス停前 

西区川口1-3

 


旧新大阪新聞社

竣工:昭和初期

市バス天保山行き川口一丁目バス停2分 

西区川口1-3


大阪市交通局

設計:大阪市建築課

竣工:昭和5年

市バス天保山行き境川バス停前 西区九条南1-12

取り壊しと噂で訊いたけど、まさかこんな重厚な名建築を大阪市が壊すはずは・・・・。

旧市役所の取り壊しで文化に対する理解のなさを露呈し、恥をかいたのだから・・・。

 

 


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