大徳寺瑞峯院の庭園 ―独坐庭 餘慶庵 ―



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重要文化財の本堂(方丈)を取り巻く三つの庭。近代の庭園研究家・重森三玲が創った南の独坐庭、

茶室・余慶庵の周囲に設けられた西の坪庭、建立した大友宗麟に因んだ十字架が隠された閑眠庭どれも個性的で飽きません。

大仙院龍源院に比べると、躍動的な雰囲気で、特に独坐庭は重森三玲の個性爆発という感じです。

夏の昼下がり、誰もいない方丈の縁に座って 庭を見ているときに、玄関から通り抜ける涼風。京都に来て良かった、と思える瞬間です。

※上の写真は特別の許可を得て、堂内から撮影させて頂きました。

 


 











波打つ石と砂。方丈前庭の独座庭
















どの石も強烈な個性を主張しつつ、統一性を維持しているバランス









方丈の西側に建つ茶室「餘慶庵(よけいあん)」に向かうにつれ、庭も静的に。









一転して苔がつくるなだらかな曲線が美しい世界に









餘慶庵の前まで来ると、庭は完全に露地の趣。動的と静的の違和感がない連続性はさすが重森三玲ですね。




閑眠庭、安勝軒

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