東寺観智院 四方正面の庭
東寺真言宗(東寺境内)、かんちいん、京都市南区 MAP 京都の庭園 桃山文化の庭
客殿東側のちょっとした空間に創られた「四方正面の庭」
四方正面の庭は、桃山時代の作庭と伝えられています。
言われてみると、この狭いスペースに桃山時代の庭に特徴的な「華やかさ」が凝縮されている印象も
「四方正面の庭」は名前の通り、四方どちらから見ても、そこが「正面」と思えるようなつくりになっています。
石の配置、川を表した砂の模様など、小降りながらも華やかで、さすが桃山時代の作庭!と納得させられます。
橋廊の下にもちゃんと庭がつくられているため、左右の庭との連続性も完璧ですね。
桃山時代から、多少の手が加えられているとは思いますが、いまも艶やかさはそのままに
書院風の茶室・楓泉観、茶室に向かう廊下の途中にある坪庭も個性的で見応えがあります。
五重塔で観光客にも広く知られる東寺ですが、市民の間では信仰の場として定着しています。
信仰の中心的な存在は、大師堂(御影堂=みえどう)。南北朝時代に建てられた入母屋造り、桧皮葺の優雅なお堂です。
自分も下鴨神社とともに、幼い頃からよく両親とお詣りしました。
東寺ではまた、毎月21日に縁日「弘法市」が開かれ、骨董品や陶器など多くの店が出そろいます。
京都では「弘法さん」の名前で広く親しまれ、特に1月と12月の弘法さんは「初弘法」、「終い弘法」としてにぎわいます。
ちなみに毎月25日は北野天神で市が開かれ、こちらは「天神さん」として知られています。
おそらく日本で一番古くから続いてるフリーマーケット?(ときどき国宝級のお宝も見つかるそうです)。
→ 観智院トップページ
Copyright © Goto N. All Rights Reserved.