桂離宮松琴亭

 

市松模様の床の間と襖の意匠が余りにも有名な松琴亭。

壁の色に紅を使用したり、江戸時代前期に考案されたことを考えると、きわめて斬新で大胆な感覚です。

茅葺き入母屋造のきわめて簡素な建物全体のイメージとこの斬新な意匠がアンバランスでいいです。


松琴亭の遠景。簡素ながらも圧倒的な存在感と庭園との絶対的な調和が見事。

 

 

松琴亭東側の風景。飛び石のいかにも深山に入っていくぞ〜という感じがすごく好きです。

 

開け放たれた一の間と二の間。市松模様の襖や紅い壁にもかかわらず、ごてごてした感じを受けないのは何故?

 

左は正面庇部分。地元桂の名産だった瓜を象った灯り取りの窓が斬新。右は前庭一の間の天袋とその下には石炉。


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