知恩院  地図  方丈庭園 山亭庭園  友禅苑 



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東山三十六峰の華頂山麓に、知恩院の巨大な伽藍は並んでいます。
法然上人が開いた浄土宗の総本山として、さらに徳川幕府の知遇を得て、江戸以降に庶民を圧倒するような伽藍が次々に建立されました。
特に三門の迫力はすごい! 圧巻!








江戸幕府が誕生してから間もない1621年、二代将軍徳川秀忠の指示で建立されました。
徳川の威力を京都の天皇や公家、庶民に知らしめる上で、
この圧倒的な存在感は大きな効果を発揮したのではないでしょうか。
公式サイトによると、「華頂山」と書かれた扁額だけで、畳二畳を超える大きさだそうです。





三門の大きさを人と比べるため、敢えて他の参拝客が写った写真を。
この三門だけでも知恩院に参拝する価値はあります!桁違いの大きさを誇る建築物を前にすると、宗教が持つ力を実感。








全面に夕陽を受ける三門と、夜間の照明に浮かび上がる三門。ともに神々しい美しさ








三門とともに、国宝に指定されている御影堂(みえいどう)。全国から信徒が参拝に集まります。







方丈庭園 山亭庭園

桧皮葺の屋根の曲線と襖の白が美しい大方丈(おおほうじょう)と小方丈(こほうじょう)。
知恩院の庭園の中心的な存在となる「方丈庭園」はこの大方丈と小方丈の周囲につくられています。
大方丈、小方丈ともに創建は江戸寛永期の1641年です。

方丈庭園は巨大な伽藍が持つ威圧感とは一転して王朝風の優美な造作となっており、
華頂御殿と称えられた一面を覗かせてくれます。
作庭に携わったのは小堀遠州と関係が深かった僧・玉淵坊。
桂離宮の作庭にも関わりがあったとされています。国の名勝に指定されました。








友禅苑 茶室「華麓庵」「白寿庵」

開放的な枯山水、池泉庭園、そして2軒の茶室周りに作られた露地と、あらゆる形の庭が楽しめる友禅苑。
夜は幻想的な世界に。



個人的なことですが、自分が通っていた高校は浄土宗系の学校だったので、年に何回か学校の行事(聖日音楽法要)で知恩院へ参拝に。
当時は苦痛というか退屈だったのですが、今から思うと貴重で贅沢な機会だったな・・・・。





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