明石町 造形礼賛

東京の近代建築 築地・新富町 東京都中央区
中央区明石町。
東京大空襲などの被害を免れた戦前の建築物が残っています。
まず、聖路加国際病院
会社が近かったせいもあり、聖路加にはよくお世話になりました。
当時は今のように超近代的じゃなく、
「洋館」的趣を漂わせていたけど、
今でも旧病棟(昭和7年竣工)に旧き佳き雰囲気が残されているのは嬉しい限り。
重厚だけど、リズミカルな装飾が明るさを演出しています。

あ、そうそう。
確かクリスマス前になると旧館の前にツリーが飾られていたような。
聖路加の敷地には、ひっそり佇む瀟洒な洋館も↑。
聖路加の宣教師館として建てられたトイスラー記念館(昭和8年、平成10年移築)。
庭もあり、小川も流れているというここだけ異空間です。
少し足を伸ばすと、カトリック築地教会聖堂(昭和2年)↑。
どうみても石造にしか見えないけど、なんと木造だそう。
近くには大正末に竣工した明石小学校(大正14年)↓もあります。

聖路加旧病棟の設計はA.レイモンド、J.バーガミニー、
トイスラー記念館はA.レイモンド。
築地教会はジロジアス神父と石川音次郎(以下敬称略)、
明石小学校は原田俊之助。

ちなみに聖路加、「せいろか」と呼んでいたけど、
正しくは「せいるか」らしいですね。知らなかった・・・。

明石町界隈へは日比谷線築地駅がいちばん近いかな。
 

Copyright © Goto N.  All Rights Reserved.