多治見修道院 (カトリック神言修道会)   MAP   トップページ




多治見市街の東側、永保寺の南東に建つ神言修道会の多治見修道院。カメラに収まりきらないほどの大きな存在感です。
ただ紅い屋根に白い壁という軽快な配色のためか、威圧感は全くありません。






正面の門から観た修道院。最初は厳粛で入りにくいかなと勝手に思っていたのですが、とても自由な雰囲気。
近所の方なども散歩に訪れていました。









聖堂部分と正面玄関。とても可憐で温かみを持つ造り









修道院の背後には木々が生い茂る中庭。マリア様が安置されている洞窟のほか、石灯籠もある日本庭園などが設けられています。









中庭の日本庭園については、修道院が作庭したのか、以前から存在した庭を改修したのかを含め、作庭時期も設計者も不明です。
コンクリートで補修されていますが、石橋の厚みや架け方を観ると、かなり以前に作られた印象も受けるのですが――。









さらに中に進むと複数のログハウス! 名古屋郊外とは思えないこの広々とした光景に、ただただ感動。空気もおいしいです。
この修道院には葡萄畑もあり、修道士の方々が作られるワインは地元の名産品になっているそうです。









白壁に規則正しく並ぶ窓。簡素な美しさが引き立ちます。
日本一暑い街で有名になった多治見市ですが、永保寺とこの修道院を見学してから、
国内有数の貴重な文化遺産を抱える都市というイメージが強まりました。






多治見修道院の竣工は昭和5年(1931年)。神言会は、名古屋の名門校、南山大学を運営しています。


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