南禅寺界隈の近代建築 MAP 南禅寺界隈の庭園 京都の近代建築 |
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東山を借景にした広大な庭園を持つ邸宅がゆったりと並ぶ、京都でも有数の高級住宅街であるこの界隈。 いまでは閑静な住宅地の代名詞的存在になっていますが、京都近代化の遺産が数多く残された場所でもあります。 南禅寺境内の煉瓦建築・水路閣はいまや人気の観光スポットになりましたが、 電気、水道、電車、そして新たな日本庭園――。 |
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水路閣
設計:田辺朔郎 竣工:明治21年 南禅寺境内 |
九条山浄水場ポンプ室
設計:片山東熊 竣工:明治45年 日向大神宮参道横 |
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蹴上浄水場 竣工:明治45年 三条通蹴上 | |
三条通から南禅寺に抜ける小径(上はインクライン)にあるトンネル 。 トンネルの上に刻まれた文字は 京都府知事を務めた北垣国道筆の「雄観奇想」。 琵琶湖疎水の施設にはそれぞれ、伊藤博文や山県有朋など、 明治の元勲による揮毫が篆刻されているのがなかなかすごい・・・。 北垣国道は田辺朔郎の疎水計画に賛同し、 疎水を完成させた知事として有名です。
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明治45年に完成した、日本最初の急速ろ過式浄水場。 京都では「つつじ」の名所としても有名で、 5月の一時期に一般公開されます。 明治時代、浄水場の建築物として、 西洋風の煉瓦建築を思い付いた先人の発想には脱帽。 |
設計:武田五一 南禅寺福地町 |
無鄰菴 竣工:明治31年 仁王門通南禅寺前西側洋館は煉瓦造りの2階建て。 明治31年に完成しました。 部屋には江戸初期の狩野派による花鳥図が描かれています (フラッシュ撮影禁止)。 この無鄰菴での山県有朋と七代目小川治兵衛の出会いが、 近代の日本庭園を発展させることになりました。 |
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