源心庵 行船公園内江戸川平成庭園 (江戸川区)  東京・関東の庭園 MAP 東京・関東の露地庭  トップページ

  



地下鉄東西線の西葛西駅近くにある江戸川区立の公園に佇む茶室「源心庵」






源心庵が面する池は完全に日本庭園になっており、州浜の先に置かれた岬灯籠は桂離宮と似た構図






源心庵の正面にはかなり本格的な枯山水の庭園






砂紋、飛び石の配置、植栽の手入れ――。これが区の施設とは思えないですね。江戸川区、すごいな









源心庵には、池泉庭園側(上の写真)ともう一方から(下の写真)の二カ所から入れるのですが、
延段(のべだん)を見ると、下の写真の方向が正面のようですね(上は草、下は行の延段?)







延段の横に竹が添えられている形って意外に珍しいですね。踏み外して砂紋を崩さないようにする工夫なのかもしれませんが、なかなか洒落ています。









特に目を惹いたのは、独特の型式の石灯籠。飛び出すような意匠がとても魅力的でした(蘭渓灯籠と言うそうです)。






枯山水のこの砂紋。ちょうど女性スタッフの方が描いているところを見掛けました。慣れた手つきで、とても器用に。






竹藪に石灯籠が設置された一画も




建物の中には坪庭も

【撮影後記】

源心庵を訪れたきっかけは、茶道のお誘い。
お茶の助教授の免許を持つ畏友が、「仲の良い人だけでお茶の講習しようと思うんだけど、来ない?」と声を掛けてくれたのがきっかけです。
ちょうど自分も茶室や茶庭に対する興味が増しているとき、お茶を頂くときのマナーくらいは習得したいと思っていたので、
本当にタイミングが重なったという幸運でした。
大徳寺に縁がありながら、お茶に関しては全くのド素人、袱紗の手さばきなどなど悲惨な出来映えですが、
今は月一回のこのお茶の集いを楽しみにしています。
会場はほぼ源心庵になりそうなので、毎月この枯山水を鑑賞できることも嬉しい限り。

見晴らしの良い茶室




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