小石川後楽園  菖蒲田/円月橋/白糸の滝  大泉水、大堰川、内庭はこちら  東京都文京区  MAP         関東の庭園と伝統建築  トップページ




江戸時代1629年に水戸徳川家の始祖頼房が中屋敷として作った庭園を、二代光圀が完成させた回遊式泉水庭園です。
六義園を女性的な「和歌の庭」とするなら、こちらは中国趣味に溢れた男性的な庭。
名称を中国宋代に著された「岳陽楼記」から採用し、庭園の随所に中国の名所の名前を冠した景観を配しています。









この時期(2012年6月)に訪れた理由は花菖蒲を観るため。鎌倉の明月院よりも広い範囲に菖蒲が植えられ、
都心とは思えない農村的な風景が拡がっていました。






菖蒲田横の八つ橋。農村的風景を堪能できます。





石橋「円月橋」は光圀が招聘した明の高名な儒学者、朱舜水が設計したと言われています。





菖蒲田に向かう途中の白糸の滝。緑に囲まれた涼しい空間です。





白糸の滝の大泉水側は「沢渡り」と呼ばれる場所。さまざまな形の敷石で構成されています。





水面を覆う木の枝。横で白糸の滝が落ちる音が響き、とても涼しげな風景です。


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