東京藝術大学  ―東京最古の煉瓦建築(赤レンガ1号館、2号館)を中心に― 造形礼賛

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音楽学部キャンパスの守衛所の裏、
木立の中にぽつんと並ぶ2棟の煉瓦建築、赤レンガ1号館と2号館。
1号館は旧教育博物館書庫として使用されていた、東京最古の煉瓦建築です。竣工は明治13年。












素焼きに近い煉瓦の色、窓の形と開閉式のブラインドなどが素朴でありながらとても「モダン」






こちらは赤レンガ2号館。旧東京図書館書庫として使用されていた建物で、明治19年の竣工です。








3階(?)部分の円窓が大きなアクセントに。こちらも開閉式になっているのが、とても洒落ていますね。
1号館、2号館ともに設計は林忠恕です。




美術学部の陳列館は岡田信一郎の作品(竣工:昭和4年)。
タイルの色合い、控え目な装飾が洗練されたイメージを引き立たせています。







旧東京音楽学校奏楽堂は、明治23年竣工の重要文化財(設計:山口半六、上原六四郎)。
パイプオルガンを備えた内部のホールなどは一見の価値ありです。



東京芸大キャンパスは上野駅から徒歩10分ほど。

上野公園を抜けた場所に位置します。

近くには旧博物館動物園駅(竣工:昭和8年)、

黒田記念館(設計:岡田信一郎、

竣工:昭和3年)も。


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