東寺観智院 茶室「楓泉観」の露地



 東寺真言宗(東寺境内)、かんちいん、京都市南区 MAP  京都の庭園  京都の露地・坪庭


 

観智院の茶室「楓泉観」を訪れたのは、東寺の境内が紅葉と黄葉で美しく彩られる季節






桃山期の「四方正面の庭」や客殿南庭の枯山水に隠れている存在ですが、露地としては完成された名園









著名な絵師が描いたふすま絵、床の間のつくりや掛け軸(これらは撮影禁止)も素晴らしいのですが、
この茶室から眺める露地も見事。「この庭がいちばんいいね」という参拝客の方もいましたが、自分もこの庭にいちばん惹かれました。












額縁としても、美しく観ることができるように工夫された庭の構図









露地に出ることはできませんが、茶室の窓からとてもよく見えるようになっています。









個性的な石に穴を穿ってつくられた蹲踞(つくばい)、端正な小振りの石燈籠と枯池に架かる石橋も









楓泉観の周囲の庭は意外に広く、露地の向こうにまで









これだけ見事な庭ですが、東寺に尋ねてみると、「いつ誰がつくったかわからないが、それほど古くはない」とのことでした。
ひょっとしたら、長者の庭を手がけた山田造園がつくったのかなとも思いましたが、あくまでも想像で、確証はありません。



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