ホテル雅叙園東京  

(東京都目黒区)  東京・関東の庭園  MAP  ホテルの庭園

  → 料亭「渡風亭」と「露地



意外に近い場所に住んでながら、一度も訪れたことがなかった目黒の雅叙園。
とにかく「豪華さ」で有名ですが、実際に訪れてみると想像を超える豪華さに唖然!









この豪華絢爛さはもう圧倒的な迫力ですね。









花の生け方、水の音――。豪華さの中にもちゃんと「品格」と静けさを漂わせているのはさすが。












豪華さの圧巻はトイレと百段階段。
トイレには中に池があって、橋まで(笑)。ここまで徹底した豪華さには脱帽です。天井の扇の絵も美しい。






雅叙園の「豪華絢爛」を象徴する百段階段。
百段の階段(実際は99段。敢えて未完の形にするため)の途中にさまざまな趣向を凝らした部屋があります(見学は有料)。
各部屋の詳細は公式サイトでご確認ください。






こちらは「静水の間」









この部屋は「草丘の間」。どの部屋も個性的で見応え十分なのですが、
訪れた日は特別展の開催期間中。
個人的には、部屋でのオブジェ展示などがない方が良かったかな。部屋本来の良さを楽しみたかったです。












最も豪華な印象を受けた部屋は、ここ「漁樵の間」。すべて金箔、金泥などで仕上げられているそうです。



【撮影後記】

雅叙園に関してインターネットで調べてみると、悪趣味と書いている人もちらほら。
豪華絢爛=野暮と判断することがかっこいい! 俺は玄人だ!と思ってるような人たちが意外に多いんですね。
ここまで徹底した豪華さを、「全国でもまれな和風アミューズメント」ととらえられない、狭い感覚が悲しい限り。
日光の東照宮と並んで悪趣味、と書いてる人は、東照宮の本来の素晴らしさをわかってるんだろうか(笑)。
金閣寺もこのような人たちのやり玉によく挙がりますが、
金閣寺を池泉の中の一部と捉えると、決してそういう見方はできないと思うんですけどね。

あと、失笑したのが自称江戸っ子の「本来の江戸の粋ではない」という意見。
吉原に花咲いた豪華絢爛な文化も江戸の素晴らしい文化、雅叙園はその伝統を立派に引き継いでいると思うのですが。

閑話休題。
雅叙園は基本的に撮影はどこもOKで、スタッフの方々のサービスも完璧でした。
豪華さだけではなく、静かな石庭もあり、滝も流れる雅叙園。日常の憂さをひととき忘れさせてくれる貴重な場所です!
この雅叙園を創りあげた細川力蔵氏に敬意を表して――。


料亭「渡風亭」と「露地




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