荏原 畠山美術館 (旧畠山一清 ―荏原製作所創立者― 邸)   造形礼賛
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東京屈指の高級住宅街、港区の白金台にある「荏原 畠山美術館」(旧・畠山記念館)。
荏原製作所の創立者である畠山一清(1881―1971)の邸宅「般若苑」の一部に、
自身が蒐集した古美術、茶道具を広く紹介するため、畠山記念館を開設。
令和に入って4年半の改修を経て、新たに荏原 畠山美術館として生まれ変わりました。







畠山美術館には、「即翁」の号で知られる茶人、数奇者である畠山一清が蒐集した茶道具や書画など1300件が収蔵され、
そのうち国宝が6件、重要文化財が33件という素晴らしさ!
審美眼がない自分にとって美術品は全く門外漢なので、こちらのページを参照してください。
ちなみに即翁は、三井物産の創始者で近代きっての大茶人とされた益田孝(鈍翁、年齢差は34歳)から
茶道に関して多くのことを学んだようです。




では、庭を散策してみましょう(庭園は美術館の利用の場合のみ散策可能です)。






門を入るとまず目に入るのが、水盤を中心に石燈籠と反射板(斬新!)が設置された庭。
古くからの日本庭園の伝統を踏襲しながらも、旧さを排除した近代的な造形になっています。







緑一色の新緑の季節とはまた異なる美しさを魅せてくれる晩秋の庭(12月初旬)




この庭の作庭者は不明ですが、
Instagramに「KunstWet / Ryosuke Yago + Takeshi Murakuni」との情報も。
ちなみに本館の基本設計は、新素材研究所の榊田倫之氏が手がけました。








水盤の庭に下りて、しばらく歩くと枯流れの中に置かれた雪見灯籠。
この区画でも反射板が新緑を映して、庭に斬新さをもたらしています。




晩秋には、この周辺も紅葉と黄葉で幻想的な空間に









茶人として名高かった即翁由来の美術館だけあり、茶室も充実しています。




明月軒、翠庵、沙那庵(しゃなあん)が集まる区画も晩秋には鮮やかな装いに




他の茶室と少し離れて建つ浄楽亭/毘沙門堂




本館から毘沙門堂に至る小径とその横に並ぶ石像






特色のある展覧会に合わせ、深山渓谷を思わせる自然豊かな庭を散策する時間と空間。
都営浅草線の高輪台駅から徒歩数分で別世界に浸れます。


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