山科伯爵邸源鳳院の庭園 

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源鳳院(げんほういん)には主屋と離れを囲むように庭がつくられています。
玄関を入ってすぐ右側、離れの「心月庵」につながる庭ではしだれ桜が満開!









初夏のような眩しい光を浴びる桜の花びらと、石燈籠に降りかかる桜の枝が本当に美しく。
石燈籠の横につくられた垣の向こうが離れの「心月庵」です。






心月庵の方から振り返って観るしだれ桜。「絵葉書のような」という形容を通り越す華やかさです。









心月庵は茶室をベースに作られた離れで、宿泊費はなんと1泊約25万円









心月庵の前庭。
手入れされた素晴らしい色合いの苔、そして苔に降りかかる楓――。
秋には紅葉が見事な美しさになるでしょうね。この景色を一昼夜独占できると考えれば、高い宿泊料金にも納得
(庶民にとっては高嶺の花ですが)。









縁側にさりげなく置かれた石燈籠と歴史を感じさせる手水鉢が茶室の露地としての雰囲気を高めます。
訪れた日は、心月庵の宿泊者がチェックアウトされた後だったので、ゆっくり見学することができて感謝です。












玄関周辺の庭。門の上に飾られた金の鳳凰が家格の高さを感じさせます。













大広間から主屋にかけてつくられた庭は、円い穴が空いた石と枯滝、そこからの枯流がメイン。
枯滝組や枯流に架けられた石橋などに七代目小川治兵衛(植治)の特徴が感じられます。
全く趣が違うのですが、同じく植治が作庭した南禅寺・桜鶴苑の池泉庭園に近い印象を受けました(なぜなんだろう?)












主屋周辺の庭は少し幾何学的な造形。
木漏れ日と石燈籠、大型の蹲踞(というよりも水盤)がつくりだす幻想的な光景にしばし見とれてしまいました。









庭はどのような場所でも「隙」がありません。完璧なまでに和の美しさが追求されています。
華やかな桜の庭を堪能できたので、次回は紅葉が苔に映える景色を楽しみたいですね。
なお宿泊者以外の見学は基本的にイベント開催時と思うのですが、
公式サイトでは「庭の特別見学」の項目があるので、
ひょっとしたら庭に関してはいつでも見学できるのかもしれません(要確認でお願いします)。

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