阪急百貨店梅田本店(旧阪急梅田駅コンコース) 阪神間モダニズム 

造形礼賛  小林一三翁  


大阪の近代建築 梅田・堂島 百貨店の近代建築  

日本で初めて、阪急の創始者・小林一三が案出したターミナルデパート、阪急百貨店。
大阪では大丸、高島屋など呉服系老舗百貨店と同等以上の高い評価を得ています。


阪急梅田駅から御堂筋線などへの通路部分(グランドドーム、旧阪急梅田駅コンコース)は、
全国的なマスコミ報道などにはほとんど登場しませんでしたが(→ 大阪のイメージ )、
現代建築と近代建築の粋を集めた日本最大のターミナルとして圧倒的な豪華さを誇っていました。
特に南側部分のシャンデリアや柱、天井部分のデザイン、
両側の百貨店エントランスを飾る四神(玄武、朱雀、白虎、青龍)の装飾は「芸術」でしたが、
阪急百貨店の超高層ビル化計画とともに、姿を消してしまいました。
営業戦略的にはやむを得ない措置なのかもしれませんが、この旧コンコース部分だけはなんとかそのまま保存してもらいたいものです。


 


グランドドーム(旧阪急梅田駅コンコース)の豪快で広々とした空間。天井部分は、大聖堂のような雰囲気でした。これ、ターミナルビルですよ。

外観もいい味を出していました。ターミナルデパート第1号として貴重な建物だったと思うのですが・・・・。



2009年12月31日時点での新しい阪急百貨店外観です。

私鉄では最大規模のターミナル、阪急梅田駅。

9号線までずらりと並んだホームに、上品なダークブラウンの電車が発着する光景は壮観です

(ちなみに車内は木目調。吊り広告も週刊誌はたぶん「品位に関わる」(?)との理由で禁止と訊いたような)。

宝塚歌劇や東宝を生み、初めて自動改札を導入するなど、戦前から他社に先がけて独自の「私鉄文化」を生み出し、それを保ち続けてきた阪急。

旧コンコースをどのように保存するかで、最近「古き良き香り」がなくなりつつある感じがする阪急の真価が問われそうです。

※京阪神の私鉄が占める独特の地位については、「民都」大阪対「帝都」東京―思想としての関西私鉄 (講談社選書メチエ)などをご参照下さい。


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