| 円通寺 洛北 | 50音順別一覧 | 京都の庭園と伝統建築 | |
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書院に足を踏み入れると、目の前に杉木立を額にした、雄大で雅やかな姿の比叡山。 京都に叡山を借景にした庭園は数あれど、円通寺ほど美しく、迫力のある比叡山を望める場所はないんじゃないかな。 寺院の説明によると、ここに円通寺の前身となる離宮を造営した後水尾天皇は、 12年もかけて「比叡山が最も美しく映える場所」として現在の場所を選んだとか。 |
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書院前の苔が拡がる枯山水の庭、比叡山が美しく見えるように計算された上で配置された檜と書院の柱、 刻々と表情を変える京都の霊峰・比叡山の山容――。 修学院離宮を手がけた天皇の感性と京都の自然に対し、改めて強い感慨を覚え る。 |
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庭そのものも秀逸。左側に重心を置いて石を配置することで借景である比叡山とのバランスを保っている。 高さのある石を用いず、低い石を好んで配置している点も借景を妨げず、比叡山をより雄大に見せるための工夫では? |
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きわめて遺憾なことに、周辺では開発の槌音が。数年以内には高層の建築物ができ、京都有数のこの借景が破壊される可能性もあるとか。 景観保存を求める署名が集まっても、結果的に市は開発を承認したそう だが、世界で有数の文化遺産を多く抱える京都市の行政とは 一体何なんだー! 姉妹都市のパリから申し出があったセーヌ川の橋を鴨川に架けようとしたり(当然ながら市民の反対で中止)、 景観を台無しにする開発を承認したり、景観行政の基本軸に何を置いているのか京都市に訊ねてみたい気分。 なお、円通寺では写真撮影を解禁しました。今の景色がずっと保たれる可能性が小さくなりつつあるため「見事な借景の証拠として」ということだそうです。 |
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