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白砂青松の小径を上がったところに建つのは、書院の寿月観。
壮大な上御茶屋とは異なり、簡素でありながら繊細で、風雅な趣を湛えている。
雄大さを好んだとされる剛毅な後水尾上皇だが、美的な感覚はとても幅広く、さすが当時屈指の風流人と言われただけのことはある。

寿月観の「一の間」。広さは15畳で、上段は3畳。飾り棚の天袋と地袋の絵は原在中の作品。

寿月観前の飛び石。白川砂が敷かれた前庭の大きなアクセントに。


寿月観前の庭。


こけら葺きの屋根を持つ簡素な造りだが、扉には後水尾天皇お気に入りの意匠「花菱」の透かし彫り。
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