京都礼賛 管理人のひとりごと |
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京都の庭園 京都の近代建築 造形礼賛トップページ 京都は、やはり京都。 なんて言うのか、寺院だけにかかわらず、 料亭、昔からの町家、洋館のどこにでも独自の世界が息づいています。 |
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個人的に、京都最大の特徴は「古都」ではなく、 「都市としての歴史が1000年以上続いていること」と思います (かつて都があったとか、途中で断絶していたら遺跡ですよね笑)。 これゆえに、重層的な文化がそれぞれの空間に積み重ねられ、 ドミニコ修道会のページに書いたような、 「箱庭都市の小宇宙」が生まれるのではないでしょうか。 庭、玄関、部屋の造り、そして料理も「とにかく簡素に。でも季節感を大切に」。 ごちゃごちゃ飾り立てる地域が多い中、まず雅やかさと侘び寂び、簡素さを好む傾向は、 洗練された都市文化が根付いている証左と思います。 和洋折衷も然り。 洋館の横に日本庭園があったり、昔からの建物をうまく敷地に採り入れたり。 関東関西以外はあまり知りませんが、 ただこれに関しては青森県弘前市も京都に近いです。 洋館の周りにさりげなく和風の石庭が創られていたり。 良いものは和洋関係なく採用する。審美眼がないとなかなか難しいと思います。 人口が100万人を超えたとか、高層ビルが多いとか、 有名なチェーン店がおらが村にも進出したとか。 量的重視、画一性大好きのイナカモノ志向が強まっている日本で、 都市としての長い歴史を誇る京都や東京は希少な聖域かもしれません。 話は逸れますが、稚拙な文化論を続けさせて頂くと、 日本が「武」の国というのも、牽強付会ではないでしょうか。 本来は「ハラキリ」などを尊ぶのではなく、 移ろう季節の感覚や繊細な心を形にすることを最も大切にしていた民族でしょう。 江戸は武士の都でもありましたが、 武家の頂点・将軍家や大名、商家は暮らしの中で「雅やか」を尊重したことも覚えておきたいです。 京都に住んでいるときには意識すらしなかった、京都の魅力。 帰るたびに新たな発見があって楽しいのですが、 東京などと比べて「これだけは見習ってほしい」と思うのは公共マナー。 電車に乗るときに並ばないのもあり得ないですが、 せめて下りる人を待っているときに後ろから押すのはやめて頂きたいものです (かつての自分もそうだったんだろうなぁ)。 |
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