相国寺
大光明寺 心字庭 峨眉山の庭  
京都の庭園  枯山水の庭園  MAP








大光明寺は相国寺の塔頭。
京都の街中に位置しますが、観光客もほとんど訪れないので、本当にぼ〜っとできます。
木々のざわめきと遠くでときどき同志社の学生の声が聞こえるだけ――。はぁ。いい気持ち。













本堂前の枯山水では二株の桔梗が大きなアクセントに









石と苔で「心」の字を表した「心字庭」。よく見るとその字が浮かび上がりますね。









大光明寺は14世紀の創建で、開基は日本史上初となる女性の「治天の君」とされる広義門院。
形式的な権力者ではなく、実質的に政務を執り仕切った可能性もあることから、再評価の動きが進んでいるようです。










街中で美しい苔と石だけが作る静かな世界












玄関前の庭「峨眉山(がびさん)の庭」は中国の名峰に因んで作られました。端正な美しさ






玄関前の庭から見る法堂の美しい甍








幼い頃に幾度となく両親と境内を通り、友人と遊び、お詣りに来た場所。自分にとって「京都の原風景」かもしれません。

大光明寺は京都でも有数の簡素な美しさを誇る枯山水の庭ですが、原則として非公開。
地元の参拝者にはいつも門戸が開かれているので、何回か訪れたことはありますが、
参拝に当たっては、元・地元民として、観光寺院ではなく、近隣住民の参拝対象であることを念頭に置いてほしいと切に思います。


個人的な思い入れもあるので、
ここだけは無法な観光客、掲載件数やフォロワー数だけを自慢するような自称「庭好き」に荒らされたくない。
庭を心から愛する人だけが訪れてほしいです。



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