宮脇賣扇庵 みやわきばいせんあん  京都の庭園 京都の坪庭・露地 地図 三条通の町家の庭

他の京扇子の老舗 → 大西京扇堂(三条河原町) 大西常商店(松原高倉)




中京の街中(六角通富小路東入ル)に店を構える宮脇賣扇庵(ばいせんあん)









文政六年(1823年)創業の扇子の老舗。町家を活用した店内には優美な扇子が並べられています。






一階の店内から扇越しに観える、ちょっとしたスペースに作られた坪庭









坪庭には腰掛待合を設け、茶室の露地風の造りになっています。手水鉢の傍らに植えられた羊歯(しだ)が大きなアクセントに






壁の小窓も扇子の形にくり抜かれています。このような、ちょっとした工夫が老舗らしくていいですね。









宮脇賣扇庵の圧巻は、二階。文化財レベルの工芸品とともに扇が並べられている店内はまさに美術館です。各部屋には応接セットも。









それぞれの扇も一つ一つが芸術品なのですが、注目は天井









京都画壇の巨匠48人が扇を描いた天井画は、まさに文化財クラスの美術品






錚々たる画家たちが描いた扇の数々。
店内に「普通に」このような天井画が残されていることに京都の老舗の奥深さを感じます(宮脇賣扇庵の説明から引用)









まさに街中の美術館ともいうべき宮脇賣扇庵。美しい扇子と工芸品をぜひ実際にお店で鑑賞してください。
快く店内、坪庭の写真撮影を認めていただき、ありがとうございました!(これも老舗の懐の大きさだなぁと痛感)



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