日光田母沢御用邸記念公園(栃木県日光市)  MAP    田母沢御用邸の中庭 紅葉の御用邸     トップページ 栃木の建築と庭園 御所・離宮




日光田母沢御用邸は、大正天皇皇太子時代の静養地として造営されました。
車寄せから観る御用邸は決して大きく見えないですが、1棟の床面積としては国内最大規模の広さを誇る木造建築とか。




 by 「Yuky R」

個人的に最も感動したのはやはり庭園。派手さはないのですが、あくまでも優美にシンプルに。
上品な佇まいはまさに「御所」。日本文化の神髄は「武」よりも「雅」だなあーと痛感します。






御殿の構造はたび重なる増築などでとても複雑ですが、統一性が保たれているため全く違和感がありません。
御殿の中心を構成する部分は、紀州徳川家江戸中屋敷の移築。以前は仮皇居として使用されていたそうです。






各部屋も基本的に簡素な造り。紅葉の季節には南庭の燃えるように紅い楓を眺めることができます。









窓は吹き板硝子。美しいゆがみが特徴です。









見事な銅板屋根。下の写真は二階から坪庭を見下ろした構図です。












欄間と障子の意匠も簡素ながら究極な雅やかさ。階段手すりのカーブもなんとなく上品に思えてきます。









公的なスペースではメインとなる謁見所(写真上)とビリヤード台が設置された御玉突所


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