明治時代の茶人・藪内紹智(やぶのうちじょうち)が作庭した元南禅寺塔頭の大寧軒の庭園。
主屋と茶室「環翠菴」の周囲に露地庭が広がります。
主屋周辺の露地庭。中門の横には石灯籠と蹲踞(つくばい)が設置されています。
手水鉢は亀を象っている(?)
主屋から茶室「環翠楼」周辺を望む光景。苔と新緑、清流、石灯籠の配置――どれも見事ですね。
滝に続く径も露地庭風の造りに
主屋の正面に拡がる露地庭
軒先には蹲踞
いかにも「名石」と思える蹲踞に生える苔
飛び石の配置も絶妙
茶室に向かう小径に架かる石橋。苔と水の流れも美しいですが、関守石が大きな存在感
同じ形の石を集めて作った枯流れ。そのまま池に流れ込む造形になっています。
決して広くない園内に、さまざまな庭の要素を採り入れた大寧軒。東山連峰を借景にした、京都でも有数の名庭です。池泉庭園はこちらのページへ。
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