「雪の庭」で有名な洛北の妙満寺(月の庭は清水寺成就院。花の庭は現存せず)。
雪の庭に相応しく、雪見障子から眺めることができる庭園
濡れ縁に出ると、植栽と多彩な石で構成された立体的な庭園。近くの小山と梢で比叡山は少し見えにくいです。
この庭の特徴は、庭の一画(中央部)に複雑で多彩な石組みを凝縮したことでしょうか。
白砂に囲まれたこの部分が特に強調され、庭の中に立体的な絵画を組み込んだかのような、他の庭にない特徴を出しています。
植栽の中にひっそり立てられた雪見灯籠も。
雪の庭の名の通り、雪が積もった景色が最高に綺麗とのことですが、多彩な石組みが織り成す庭そのものも芸術的。
自然石で作られた手水鉢
雪の庭の外側に広がる白砂の庭も綺麗に整備されています。
庭園からは見えにくかった比叡山も、境内の階段から振り返ると、目の前に。円通寺、正伝寺とともに比叡山を見事に借景に取り入れたお寺です。
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