九つ井「宇庵」ここのついど「うあん」

編笠門の露地 (横浜市栄区 地図)  安諸定男氏の庭園  → 宇庵の内露地

 



大船駅からバスで数分の場所にある「九つ井 宇庵」。
安諸定男氏の庭に興味がある旨を電話でお伝えし、見学させて頂きました。






訪れたのは2022年12月中旬。紅葉と黄葉がちょうど見頃だったのでうれしい驚き。
宇庵を管理されている陶芸工房「陶郷(すえのさと)」の方によると、「今年は特に紅葉が美しい」とのことでした。









茶室「宇庵」の露地。安諸定男氏の特徴とされる編笠門と個性的な石灯篭が迎えてくれます。









編笠門の内と外に設置された腰掛待合。主客石と連客石の配置、石や竹の素材も美しく






内露地の腰掛待合から見る編笠門と外腰掛待合。
素朴な素材が使用され、簡素な伝統を感じさせるのに、斬新な趣を失わない安諸定男氏の庭








内露地の全景。木々に囲まれた自然の中で一つの世界が作られています。ほんと、色彩豊かな小宇宙・・・。








円窓や下地窓、塵穴、捨て柱(廂を支える柱)などが茶室と露地の雰囲気をさらに高めます。





茶室玄関近くの石燈籠と安諸氏が「美しさに魅せられて岡山から持ってきた水鉢」は、
養生のために覆いがかぶせられていました。







紅葉と黄葉の美しさを堪能しながら、もう一つの内露地へ向かいます。





宇庵の内露地



この図は九つ井のホームページから引用させて頂きました。
宇庵の見学に当たっては、快く認めてくださり、ありがとうございました。
なお安諸定男氏の発言は「安諸定男作庭記 ―日本庭園は夢と心」(石文社刊)を参照させて頂きました。



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