三渓園内苑 旧天瑞寺寿塔覆堂  東京・関東の庭園  MAP  三渓園トップページ






臨春閣から「亭しゃ(しゃ=木偏に射)」越しに観る聴秋閣
高台寺に似た雰囲気ですが、松の枝振りからそれぞれの建物の配置まで、計算された構図







亭しゃ越しに観る臨春閣






橋の下に配された石も庭園の一つの要素に






橋の背後に見える建物は旧天瑞寺寿塔覆堂









高台寺に単に似せたと言うよりも、臨春閣聴秋閣、「亭しゃ」の横に建つ旧天瑞寺寿塔覆堂をはじめ、
すべて江戸初期に建物ばかりを集めて桃山文化をここに再現しようとした原三渓の情熱が感じられる美しい風景




  高台寺の観月台



 旧天瑞寺寿塔覆堂




旧天瑞寺寿塔覆堂は、大徳寺の塔頭「天瑞寺」(現在は廃寺)から移築されました。
天正年間(1591年)の建立で、豊臣秀吉が母・大政所の長寿を祈念して作った寿塔が中に奉納されていたそうです。
重要文化財






梅の季節には、扉の彫刻もさらに艶やかさも増して。
一見すると地味な建物なんですが、観ているとじわじわその簡素な美しさ、そして存在感の大きさが感じられます。

原三溪が内苑に移築した最初の古建築だそうですが、
この建物が「内苑を桃山時代の遺構を集めた、一大庭園にする」という構想のきっかけになったのではないでしょうか。










臨春閣聴秋閣に比べると、簡素な建物ですが、三渓園の原点とも言うべき美しい小建築です。


内苑の案内図(2023年3月現在)


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