知恩院友禅苑 華麓庵 白寿庵  地図 知恩院トップページ 知恩院方丈庭園



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知恩院には、方丈庭園のほかにさまざまな庭で構成された「友禅苑」があります。
場所は三門の横で、市街地にも近いにもかかわらず、枯山水庭園のこの奥行き!





枯山水庭園の名称は、釈尊が初めて説法した場所から採られた「鹿野苑(ろくやおん)」。
天竺(今のインド周辺)の風景を醸し出すため、蘇鉄が植えられています(桂離宮南禅寺にも蘇鉄はありますね)。





中国・夏王朝の創始者「禹」に因んだ禹門をくぐると、茶室と露地の世界に








戦前の京都の実業家、大澤徳太郎氏の別邸から移築した茶室「華麓庵(かろくあん)」。苔と紅葉が美しすぎる光景








こちらは華頂会館から移築された茶室「白寿庵」








白寿庵の横から流れる清流は東山から流れ出る「琴流水」








琴流水は、華麓庵から白寿庵に向かう途中にある寄り付き(?)の横を流れ、華麓庵の前を横切り――。








友禅苑の池泉庭園、補陀落(ふだらく)池に流れ込みます。池の中の塔に立つ観音菩薩像は高村光雲作








友禅苑は、友禅染の創始者である宮ア友禅が近くに住んでいたことに因み、昭和29年に作られました。
戦後の新しい庭ですが、良い意味で妙な新しさを感じさせない名園です。夜間拝観時の照明も幻想的で美しく。
ただ昼間の拝観では、夜間照明用のライトや灯籠が目立つので(違和感がないようにすごく工夫されてますが)、
個人的には夜間照明よりも、昼間に本来の姿の庭を見学したいかな(知恩院に限らず)。









こちらは方丈庭園の奥、権現堂の横に建てられた茶室「葵庵」。
知恩院にこれだけの茶室が存在するとは知らなかったので、良い意味で驚きでした。



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