知恩院
50音順一覧 京都の庭園と伝統建築

東山三十六峰の華頂山麓に、知恩院の巨大な伽藍は並んでいます。
法然上人が開いた浄土宗の総本山として、さらに徳川幕府の知遇を得て、江戸以降に庶民を圧倒するような伽藍が次々に建立されました。


三門と御影堂
木造では世界最大の三門、参拝者4000人を収容できる御影堂など桁違いの大きさを誇る建築物を前にすると、宗教が持つ力を実感させられます。
人力車もすっかり東山に溶け込みましたね。

大方丈前庭園
方丈庭園は巨大な伽藍が持つ威圧感とは一転して王朝風の優美な造作となっており、華頂御殿と称えられた一面を覗かせてくれます。
作庭に携わったのは小堀遠州と関係が深かった僧・玉淵坊。桂離宮の作庭にも関わりがあったとされています。

友禅苑庭園
戦後に作庭された庭園。ライトアップで浮かび上がる砂紋が美しい。


夕陽を浴びる三門と御廟拝殿に向かう石段
個人的なことですが、自分が通っていた高校は浄土宗系の学校だったので、年に何回か学校の行事で知恩院へ参拝に。
当時は苦痛だったのですが、今から思うと貴重な機会だったな・・・・。
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