|

フォーシーズンズホテル京都 「積翠園」
―紅葉の風景とアフタヌーンティー

東山五条~七条の庭園 地図 ホテルの庭 紅葉の風景 フォーシーズンズホテル京都のメインページ
2023年12月初旬、友人の誘いで再び訪れた「フォーシーズンズホテル京都」。
緑一色の庭のあちらこちらに紅葉や黄葉の彩りが加わり、
他の季節とはまた異なる積翠園(しゃくすいえん)の景色を楽しめました。

ホテル側のテラスから対岸に渡る石橋を境に大小の池に区切られた積翠園



東側の小池には積翠園が作られた当時から存在するとされる滝石組。
ちょうど真っ赤な楓に覆われて鮮やかな造形に


テラスから眺める滝石組み周辺の紅葉


本館から少し離れた和風ラウンジ「楓樹」までの園路には
燃えさかるような真っ赤な紅葉。ここまで紅くなるのか――と思うほどの美しさでした。


ラウンジ「楓樹」から眺める紅葉。この季節に訪れることができて本当に良かったと痛感


茶室「積翠亭」から観る大池と紅葉。まだ緑の葉っぱが残っていたり、
反対に既にくすんでいる部分もあったり、
少し微妙な色づきでしたが、やはり楓は「和」の情緒を高めてくれます。


庭ではまだ紅葉が真っ盛りでしたが、館内はもうクリスマスの装い



今回の訪問目的のラウンジ「楓樹」は瀟洒な数寄屋造り。


池に張り出したテラスからの眺めも抜群です。


友達が招待してくれたのは、楓樹で提供されるアフタヌーンティー。
どれも本当に美味しく、特に「丹波黒豆のパンナコッタ」は、涙が出るほどの芳醇な味わいでした
(瓢亭の茄子の田楽に匹敵するレベル)。

ただ敢えて苦言を呈するとしたら、この室内の環境でしょうか。
とても簡素で美しい室内なのですが、席が隣接しているので、多くの人が来ると静寂とはほど遠い世界に。
大声で会話するご婦人方と一緒の時間になったのですが、そうなるともう街中にある喫茶店と同じ環境。
せっかくの数寄屋造りの趣やテラスからの眺めも台無しになってしまいます。
一流ホテルにふさわしいスタッフの方の卓越したご対応(本当に心がこもったサービスでした)、
心から感動するスイーツをゆっくり堪能するためにも、せめて半個室のようなつくりだったらと思いました。

平安時代の面影を残す池泉庭園と紅葉、そして絶妙なお菓子を堪能してホテルを後に。
新緑の庭も美しいですが、11月下旬~12月初旬の紅葉の季節は特にお勧めです
(ただ本館、楓樹のテラス席は少し肌寒いかもしれません。テラス席の利用者はゼロでした)。



Copyright (C) Goto.N. All rights reserved for the photographs of this website.
|