蕎麦の老舗、河道屋養老。聖護院門跡の特別公開に合わせ、久しぶりに足を運びました。建仁寺垣と松の枝が美しい玄関
お店の入り口まで続く石畳は個性的な意匠。敢えて直線にしないことで、奥行きが感じられる工夫も
石畳に沿って小さな水路が流れ、美しい苔。そして適材適所に置かれた石や灯籠。狭い空間を限りなく広く見せる、京都の坪庭はやはり美しい
店内では、中庭を見ながらお蕎麦を頂くことができます。窓の外に広がる坪庭、贅沢な午後の昼食…。
こちらは以前に訪れた2月の写真。冬でも、緑が美しい中庭
中庭からの暖かな木漏れ日が部屋に射し込み、光と影がつくり出すひととき
簾衝立の向こう側の席からは玄関側の庭を眺めながら、食事ができます。こちらは半個室のような感じ
石灯籠が存在感の中庭
苔が本当に美しく…
玄関側につくられた苔庭。この景色を眺めて食べる蕎麦は絶品です
棕櫚竹(しゅろちく)と石灯籠、簾に垣根。京都の庭の原風景。
近くの西尾八ッ橋の里にも名園があるので、時間があればぜひお立ち寄りを。
【撮影後記】
この日に頂いたのはおろし蕎麦。本当は天ぷら蕎麦を食べたかったのですが、
あいにくお腹の調子が芳しくなかったので断念。
普通のメニューは予約なしでも大丈夫ですが、名物の「養老鍋」は要予約だったかもしれません。
河道屋養老は、麩屋町の晦日庵河道屋とともに、両親と何回か訪れた大好きな蕎麦屋。
偶然に店内で叔父と会ったりなど、地元の京都で愛され続けている蕎麦の老舗です。
久しぶりの訪問では、ご店主ともお話しでき、懐かしい想い出がよみがえる貴重なひとときを過ごすことができました。
こちらのお店と天ぷらの吉川、イノダコーヒは自分にとって忘れられないお店ですね。
Copyright © Goto N. All Rights Reserved.