京都御所庭園（御池庭）　御内庭	English
京都御所で最大の池泉庭園、御池庭。 洲浜の池に架かる欅橋（けやきばし）、石燈籠を配した中島などが王朝の庭に相応しい優雅な雰囲気 御池庭の「御池」に架かる欅橋。橋に続く植栽と道の曲線美がなんとも優美で。 御池庭は小御所、御学問所の前に拡がります。欅橋は簡素な装飾ながら、本当に雅やかな作りになっています。 池の周りは小石が敷き詰められた「州浜」。 御池庭の特徴は、反り橋（欅橋）と、淵に作られた州浜、敢えて曲線を描いて優しさを出した輪郭、優美に円く刈られた木々――。 優美な美しさを湛えた庭はまさに「御所」の庭に相応しいですね。 池の中央には、石灯篭が置かれた鶴島 池の北側にも２基の石橋 御池庭は小堀遠州が作った庭を原型にしているいとの説もありますが、 直線的な石を使った橋は言われてみれば小堀遠州――？ ただ意外に新しい時代に作られた印象も受けるので、果たしてどうなんでしょう。 どの角度から見ても絵になる計算し尽くされた構成でありながら、 いい意味で自己主張しない御池庭は、各御殿とともに「贅を尽くしながらも華美さを見せない」姿勢に徹している観があります。
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