酬恩庵(一休寺) 

京都の枯山水 地図 京都の庭園 大徳寺の庭園 真珠庵の庭園


南山城、田辺にある臨済宗大徳寺派の禅刹・酬恩庵(MAP
「一休さん」で親しまれている一休宗純が住まいとしたことから「一休寺」の名前でも有名です。
仏殿(本堂)、鐘楼、浴室などの重要文化財が揃っており、それだけでも見応えはありますが、
最大の見所は方丈庭園。大徳寺、特に真珠庵と通じる雰囲気です。 


酬恩庵公式サイトから引用

一休宗純は1394年(室町幕府の足利義満が将軍の時代)の生まれ。
1456年にこの場所に草庵(酬恩庵)を設け、1481年に他界しました。
大徳寺の住持でもあったので、ここから大徳寺まで通ったそうです。
一方で大徳寺真珠庵は、一休禅師没後の1491年に一休禅師を開祖として
堺の豪商、尾和宗臨によって建てられました。
両寺院の作庭に村田珠光が関わっていることからも、酬恩庵と真珠庵の深い結びつきを感じます。







方丈南庭

儀式の場としての白砂の部分を広く残しながら、周縁部に刈り込みなどを配した名庭。
壁の風情、井戸の配置などの美的感覚は大徳寺派の寺院ならでは。






方丈東庭

大小の石を立体的に並べた
東庭「十六羅漢の庭」は大徳寺真珠庵の露地に近い趣に





方丈北庭

北庭は枯山水庭園の傑作で、石川丈山、松花堂昭乗、佐川田喜六が作庭したと伝えられています。





虎丘庵、一休宗廟、境内の風景

広い境内には、一休禅師が居住したとされる茶室「虎丘庵」や重要文化財の本堂など多くの名建築が。
木々に覆われた境内では新緑、紅葉と季節ごとに日本的な美しさを堪能できます。


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