アカガネリゾート京都東山1925
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圓徳院と高台寺から清水寺に向かう途中、二年坂や三年坂にも近い下河原通に建つ「アカガネリゾート京都東山1925」。
犬矢来が美しい見事な門構えが目を引きます。

アカガネリゾートは、かつて三谷伸銅の創業者一族の邸宅として1914年(大正14年)に建てられました。
現在はVMGグループが経営するレストラン、結婚式場として使用されています
(飲食施設は、レストランLE UN、高台寺―極―、上林春松と提携するサロン・ド・カンバヤシ)。

VMGグループがすぐ近くで運営するHOTEL VMG RESORT KYOTOと同様、
アカガネリゾートも本来の旧き佳き伝統を活かしながら、現代的な「和」のエッセンスをちりばめた魅力的なスペースになっています
(アカガネ=銅の訓読みに由来。三谷伸銅は屈指の歴史を誇る銅加工製品の名門企業です)。


灯籠と盆にたたえられた水が創り出す独特の洗練された造形の美しさ


デーブルの形状や配色なども選び抜かれたオープンスペースの喫茶エリア
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主屋から庭園へ。観光客でにぎわう周辺とは隔絶した、緑に包まれた世界に足を踏み入れます。
新緑(深緑)と水の流れに包まれた、雑踏とは異次元の庭。


東山という地域柄、高低差があるのは当然なのですが、庭園は想像を超える立体的なつくりに。


清流に沿って作られた苑路は鬱蒼とした緑に覆われ、ところどころに石燈籠が置かれています。


この庭をさらに幻想的な雰囲気にしているのは、石燈籠にともされた灯り。
見学できる時間帯に燈籠が点灯されている庭は意外に少ないため、
苑路に置かれたライトとともに、灯りがともされた石燈籠はとても新鮮。他の庭と異なる美しい趣を堪能できました。


この庭の美しさを、自分の感覚と愛用のカメラの性能ではちょっと表せないのが残念です。
実際に訪れると、清流の水音、石燈籠の灯り、苑路を覆い尽くす深緑が本当に幻想的――。

この庭園の作者などは不明。
清流と石燈籠の配置などは、どことなく高瀬川源流庭苑と似ているような雰囲気でしょうか。


創建当時からの面影を残す主屋とその縁側。石の手水鉢が大きな存在感



隠れた名園とも言うべきアカガネリゾートの庭。店の前の混雑ぶりとは全く異なる別世界をぜひ体験してみてください。
あと特筆すべきは、スタッフの方の素晴らしいサービス。
よくありがちな機械的、あるいは慇懃無礼なレストランとはレベルが違う心がこもったご対応でした。
忘れられない時間と体験、ありがとうございました。
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| 高瀬川源流庭苑 | フォーシーズンズホテル京都 | |||
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