桃山文化の名園 ―華やかで豪壮な庭園と建築 ――   京都の庭園  京都の庭園一覧





醍醐寺三宝院 西本願寺飛雲閣 二条城二の丸庭園 高台寺 圓徳院

智積院
妙法院門跡 黄梅院直中庭 本法寺 東寺観智院 幻の枯山水


織田信長、豊臣秀吉の時代から江戸初期(17世紀初頭)につくられた華やかで、豪壮な庭。
日本の文化史で「桃山文化」として知られるこの時代、
侘び寂びや禅宗の教義を軸とした庭園とは趣が違う、華麗な庭園がつくられました。






醍醐寺三宝院

豊臣秀吉が基本的な設計を行った(1598年)とされる「天下の名園」。
庭そのものの迫力、豪壮さが、極限まで優美に華やかに表現されています。







西本願寺飛雲閣

飛雲閣や唐門に代表される建造物や庭園は桃山文化の象徴的な存在。
特に飛雲閣の個性的な佇まいと周囲を囲む庭園「滴翠園」は絵葉書のような美しさです。







二条城二の丸庭園

豪壮な武家文化と華麗な桃山文化、雅やかな公家文化が融和し、独特の景観を形作っています。







高台寺

豊臣秀吉の正室(北の政所、ねね)が建立した美しい禅宗寺院。庭は小堀遠州作と伝えられています。







圓徳院(円徳院)

北の政所、ねねが晩年を過ごした高台寺の塔頭(たっちゅう)。桃山時代の豪壮な庭園は額縁効果でさらに美しく







北野天満宮

本殿は豊臣秀頼の建立で、桃山時代の華麗な装飾。庭園は近代以降の作庭ながら、桃山文化を反映した華やかさ







智積院

豊臣家ゆかりの場所に建つ智積院。長谷川等伯の障壁画で有名ですが、立体的な庭園は絵画のような華やかさ






妙法院門跡

天台宗三門跡(皇族摂家の姉弟が入寺した格式が高い寺院)。
庭園は伏見城の遺構とされています。国宝の庫裏(くり)も有名







黄梅院直中庭

千利休が手掛けたとされる庭には、
秀吉の馬印をかたどった瓢箪型の池と、朝鮮に出兵した加藤清正が持ち帰った石灯篭も







本法寺

本阿弥光悦が手がけたとされる「巴の庭」。
名石を集めて構成された枯滝石組は、水の音が聞こえてきそうな迫力です。







東寺観智院

限られたスペースの中庭で、華やかさを演出した「四方正面の庭」。小規模ながらも桃山文化を体現した名庭です。







幻の枯山水庭園

織田信長が室町幕府最後の将軍、足利義昭を招くために作庭したとされる洛中の名園を重森三玲が復元。小規模な庭園の中に見どころ満載の枯山水です。





   





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