円山公園 まるやまこうえん 京都の庭園 【所在地】 東山区 【地域】 祇園界隈 【庭の形態】 池泉庭園 【面積】 大規模 【所有者】 京都市 【作庭者】 七代目小川治兵衛 【作庭時期】 大正2年(公園開設は明治19年) 【撮影】 自由 【訪問日】 2023年4月 あまりにも身近すぎて、庭として鑑賞したことはなかった円山公園。 東大谷(大谷祖廟)にお詣りした後、改めて訪れてみました。なだらかな東山の稜線が綺麗 驚いたのは、新緑の美しさ。市街のすぐ横の円山公園の池で、これほど綺麗な緑の水鏡を鑑賞できるとは! 少しオーバーかもしれませんが、青森県の青池など池の美しさで有名な場所に引けを取らない、息を呑む光景でした。 円山公園も七代目小川治兵衛(植治)の作庭で、国の名勝に指定されてるんですね。 確かに無鄰菴などと共通する飛石や石組みを確認できます。 ただ個人的にはあまりにも公園として親しみすぎていて、円山「公園」のイメージが強すぎ、あまり「庭園」という感じはなく―― (公園と庭園の優劣ではなく、印象の問題です。市街地の公園としては借景も池泉も日本有数の美しさ) ひょうたん池の石の上には「サギ」(?)。ずっとポーズを取っていて飛び立たないので、 多くの観光客がカメラを向けていました。観光客の大半は欧米系の外国人。 そういえば、四条通はもちろん、あまり観光的な要素が少ない東大谷も外国人で大賑わいでした。 京都に多くの外国人が訪れてくれるのは、やはりうれしいですね。 そして円山公園と言えば、やはりこの枝垂れ桜 ライトアップされた夜の桜は美しさを超えて、妖しいほどの神々しい迫力で迫ってきます。 公園の案内図は、公式ホームページから借用しました。 円山公園には、有名な料亭も点在。左阿彌では、茶室で優雅に京料理を頂けます。 左阿彌の本館屋上から観る京都の街も絶景です。 この景色を観て、某ホテル改築時の高さが問題になったのがよく分かりました。 すぐ近くを歩いているときは「(世間で騒がれてるほど)高くも、圧迫感もないやん」と思っていたのですが、 少し離れて景観としてみた場合、ここまで視界を遮る存在になっていたんですね。 Copyright (C) Goto.N . All rights reserved for the photographs of this website. |