祇園、建仁寺界隈の庭園 +五条京阪界隈 祇園の桜 京都の庭園 トップページ 地図
艶やかな花街の祇園は、多くの人が抱く京都のイメージそのままの街。
白川や花見小路には昔からのお茶屋や料亭が立ち並び、ちょっとした店先に坪庭が作られています。
ただ一見さんお断りのお店や高級料亭が多く、なかなか庶民では訪れられないのが残念。
一力茶屋などの老舗や名料亭に一度は訪れてみたいですね(念願叶って円山公園の左阿彌、鳥居本に訪問)。
花見小路を四条通から下がると、「都をどり」など祇園甲部の芸妓、舞妓の技芸発表の晴舞台となる祇園甲部歌舞練場庭園があり、
花見小路通の突き当たりには、京都最古の禅刹の建仁寺があります。
建仁寺の境内に入ると、祇園の喧噪と雑踏がウソのような静寂の世界に。一気に凜とした禅の雰囲気に包まれます。
庭とは少し無縁ですが、祇園と言えば四条通の正面に鎮座する八坂神社。
花街の祇園は八坂神社門前の茶屋街として繁栄してきたので、八坂神社がなければ、今のような祇園町も生まれていませんでした。
祇園から円山公園を抜けると、高台寺、清水寺へ。
有名寺社だけでなく、料亭やいろいろな店舗が並ぶ京都有数の華やかな街並みが続きます。
一方で建仁寺からさらに下がって五条通を越えると、
京都でも有数の歴史を誇る料亭はり清と、商家を今に伝える洛東遺芳館(旧柏原家)があります。
祇園甲部歌舞練場
祇園甲部の歌舞練場で、京都に春を告げる「都をどり」の舞台になります。2026年には敷地内に帝国ホテルが開業する予定。
祇園料理 鳥居本
江戸時代の享保年間創業の老舗料亭。庭園は個性的な石灯篭などで構成され、敷地内には歴史を感じさせる「離れ」も
何必館・京都現代美術館
四条通北側にあり、北大路魯山人のコレクションで有名。5階に作られた苔庭「光庭」は天窓からの光を浴びて幻想的な美しさ
円山公園
明治19年に開設された市民公園で、庭園は大正2年に七代目小川治兵衛が手がけました。桜だけでなく、新緑も美しい。
左阿彌(円山公園)
2棟の茶室と近代的な本館で構成される料亭、左阿彌。高低差を利用した立体的な庭園からは紅葉の絶景を楽しめます。
旅館「其中庵」、高級日本料理「未在」
左阿彌の近く、円山公園には旅館「其中庵(きちゅうあん)」、高級日本料理の「未在(みざい)」も。玄関前には、洗練された坪庭
西行庵、雙林寺花月庵(西行堂)
西行法師ゆかりのお堂や茶室が集まる、円山公園南側の静かな一画、露地の苔も美しく。
Cafe Kawataro
明治の大実業家、村井吉兵衛の旧宅跡で営業しているカフェ。隠れ家的な雰囲気で、庭を観ながらゆっくり寛げます。
ちりめん山椒「やよい」
八坂神社の近くにあるちりめん山椒の名店。店内には坪庭があり、買い物の後でお茶を頂きながら庭を眺めることができます。
祇園ふじ寅
京阪四条から南へ3分ほど、川端通り沿いにある茶寮。甘味だけでなくランチ、ディナーも
建仁寺
方丈庭園「大雄苑」 方丈庭園中庭「潮音庭」 茶室「東陽坊」「清涼軒」
臨済宗の開祖である栄西が開いた京都最古の禅刹。
雄大な枯山水に四方から眺められる苔庭、茶室の露地など、洗練された多彩な庭を見学できます。
両足院方丈前苔庭と玄関前枯山水
両足院大書院前池泉庭園
両足院茶室「水月亭」「臨池亭」
西来院
正伝永源院
久昌院
霊源院
はり清 五条京阪
江戸中期から続く京料理の老舗、はり清(はりせ)。料理だけではなく、コンパクトに美しくまとめられた坪庭もぜひ堪能してください。
洛東遺芳館(旧柏原家) 五条京阪
豪商・柏原家の旧宅で、当時の町家の面影を今に伝えるとても雅やかな庭、柏原家所蔵の美術品などを鑑賞できます。
通常非公開ですが、春秋の年2回に公開されます。 → 庭も含めて全て撮影禁止になりました(2022年11月)
番外編
祇園の桜
祇園が一年で最も艶やかで、華やかになる桜の季節。円山公園のしだれ桜は昼も夜も見事な美しさ
東華菜館
W.M.ヴォーリズが設計した四条大橋のランドマーク。京都市民の愛着も深い中華料理の老舗で、正面の彫刻などはとても個性的です。
長楽館 by Yuky R
京都の「迎賓館」の名に恥じない豪華絢爛な館内。村井吉兵衛が明治42年に建てました。設計はJ.M.ガーディナー
村井兄弟商会たばこ馬町工場跡
日本で初めて両切りたばこを生産した工場。その後も保存活用されていましたが、2009年に解体されました。
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